ダメージを防いで若々しい髪を保つための方法



白髪だけでなく、髪には年齢が現れます。生活習慣や体質などによって個人差はあるものの、30~35歳頃をピークに髪の成長周期が乱れることで、髪の老化が始まります。髪がパサパサの状態だと、白髪も目立ちやすく、老けた印象にも見えてしまいます。できる限り若々しく美しい髪を保つために「髪のアンチエイジング」に取り組んでいきたいものです。
髪の老化のタイプ別に原因と対策方法を見ていきましょう。

■痩せ髪タイプ

<原因>

髪が痩せ細ってしまう原因は栄養不足です。
無理なダイエットやインスタント食品に頼った食生活、アルコール、炭酸飲料をよく飲む、といった方に多く見られます。
髪はケラチンと呼ばれるタンパク質の一種を中心にできているため、健康な髪には良質なタンパク質が必要不可欠です。しかし、このようなバランスの崩れた食生活を続けていると髪は栄養不足の状態になり、細くなってしまいます。

<対策>

髪を栄養不足にしないために、赤身肉、魚、大豆などのタンパク質を積極的に摂りましょう。
また髪の細胞を生み出すためのミネラルとして、ナッツ類、ヨーグルト、髪の健康を維持する働きのあるビタミンB群として、レバーやうなぎ、豆類、玄米なども不足しないようバランス良く摂取しましょう。

■ダメージタイプ

<原因>

枝毛が多く、パサつきがあり広がってしまう、赤茶がかった色になる…。そうしたダメージ毛の主な原因は乾燥です。
理想的な髪の水分量は15%前後ですが、加齢や環境によって髪の表面を保護し水分を保持する役割を担っているキューティクルが壊れると一定の水分量を保てなり、ダメージが発生してしまいます。

<対策>

ダメージを防ぐにはキューティクルを保護し、水分を逃さないようにすることが重要です。
毎日のケアとして、シャンプーには、頭皮や髪への刺激が少ない弱酸性のものや、キューティクルを傷つけないアミノ酸系のものを選びましょう。
濡れた状態の髪は逆に水分を含み過ぎてしまって傷つきやすくなっているため、シャンプー後にタオルでゴシゴシと髪を擦るとキューティクルが剥がれてしまいます。タオルドライの際には、トントンと軽く髪を叩くようにして水気を取るようにしましょう。
ドライヤーを使う際には、髪から20cm離して、一か所に熱風を当て過ぎないようにするなど、乾燥し過ぎないように注意しましょう。


■ハリ、コシのないタイプ

<原因>

ハリやコシのない髪の原因の一つはホルモンバランスの変化です。
女性であっても男性ホルモンは分泌されています。この男性ホルモンが生み出す物質が、髪の成長に重要な毛根を委縮させてしまうことで、髪の再生能力が落ちます。
そうすると、 髪の寿命であるヘアサイクルが短くなり、ハリやコシ、艶のない未成長の髪のまま一生を終えてしまいます。
これに対して、女性ホルモンは髪を育てる働きを持っているため問題はありません。ただし、月経周期が乱れがちな女性や閉経している女性は女性ホルモンがきちんと分泌されないため、男性ホルモンの影響を受けやすくなります。

<対策>

女性ホルモンの分泌の乱れは、不規則な生活が影響していると言われています。
食生活では、イソフラボンが豊富に含まれている大豆を積極的に摂取するようにしましょう。
女性ホルモンのことをエストロゲンと言うことがありますが、イソフラボンは「植物由来のエストロゲン」と呼ばれることがあるように、女性ホルモンを整える作用を持っています。体内でエストロゲンは女性ホルモンと似た作用を持つため、閉経後、エストロゲンの分泌が少なくなった女性の更年期障害予防にも効果があると言われています。
この他に、ホルモンバランスの乱れの原因となる生活習慣の一つにタバコがあります。タバコに含まれるニコチンが、女性ホルモンの分泌や作用を低下させ、月経不順を引き起こします。また、喫煙は血管を収縮させるため、血流が悪くなり、これも髪のトラブルに繋がってしまいます。髪のためにも美容、健康のためにも、喫煙されている方は禁煙に取り組んでみましょう。